POG2025-2026

ナムラクレア完全解剖|G1未勝利のまま迎えるラストラン、浜中俊と最後の挑戦

kmgkrunc
馬名
ナムラクレア(Namura Clair)
馬名の意味
「ナムラ+Clair(輝き・仏)」
性別・年齢
牝7歳
毛色
青鹿毛
生年月日
2019年3月30日
調教師
長谷川浩大(栗東)
馬主
奈村睦弘(個人馬主)
生産者
谷川牧場(浦河町)
通算成績
24戦6勝 [6-7-6-5]
主な勝鞍
阪神C(G2)/ キーンランドC / 函館スプリントS 他
次走
🌸 高松宮記念(3/29・中京)★ラストラン
🥈 G1での「惜敗の記録」── 高松宮記念3年連続2着 / スプリンターズS3年連続3着
高松宮記念 2023
2着
1馬身差(ファストフォース)
高松宮記念 2024
2着
アタマ差(マッドクール)
高松宮記念 2025
2着
3/4馬身(サトノレーヴ)
スプリンターズS 2022
2着
(ジャンダルム)
スプリンターズS 2023
3着
出遅れ(ママコチャ)
スプリンターズS 2024
3着
(ルガル)
スプリンターズS 2025
3着
(ウインカーネリアン)
G1は9戦挑戦で未勝利 ── しかし毎回確実に上位に食い込み続けた「不屈の牝馬」

「ナムラクレア(Namura Clair)」──フランス語で「輝き」を意味するその名を持つこの青鹿毛牝馬は、スプリント界を7年間にわたって照らし続けた。谷川牧場(浦河町)生産・個人馬主という「非主流」の体制で、G1・9戦の壁を毎回わずかな差で越えられなかった。高松宮記念に3年連続2着、スプリンターズSに3年連続3着(2022年は2着)という「惜敗の記録」は、この馬の強さと、G1というものの残酷さを同時に示している。3月29日の高松宮記念が現役最後の舞台となる。最後の鞍上には、デビューから長年苦楽をともにした浜中俊騎手が復帰する。

💙 3年連続2着の「高松宮記念」── それぞれの「あと一歩」

2着
2023年 高松宮記念(不良馬場)── 浜中俊・1馬身差 勝ち馬:ファストフォース
タイム指数112・後3F35.4。不良馬場をものともせずファストフォースに食い下がったが届かず。浜中騎手は団野騎手(ファストフォース)に「大成、おめでとう!!」と声をかけた。
2着
2024年 高松宮記念(重馬場)── 浜中俊・アタマ差 勝ち馬:マッドクール
タイム指数116(キャリア最高値)・後3F33.2。最高の指数をたたき出しながら、よりハイパフォーマンスの勝ち馬にアタマ差届かず。「あと数センチ」という2着。
2着
2025年 高松宮記念(良馬場)── ルメール・3/4馬身 勝ち馬:サトノレーヴ
1番人気に支持され後方13番手から上がり最速33.3秒で追い込んだが、サトノレーヴが止まらなかった。ルメール「外に出した時は勝てると思ったが、勝った馬が止まりませんでした」。

「強力メンバーの中で3着以下は離しているけど、いつも前に一頭いるのは悔しいです。残り少ないチャンスがあるかどうかですが、修正していければ」

── 長谷川浩大調教師(2025年高松宮記念・3年連続2着後)

🌸 ラストラン ── 浜中俊騎手との「再会」と最後の挑戦

🔥 高松宮記念(3/29・中京・芝1200m・G1)── 引退レース・浜中俊騎手コンビ復活

2021年の小倉2歳Sからコンビを組み、24戦中16戦をともに戦ってきた浜中俊騎手が、引退レースの鞍上に選ばれた。昨年の高松宮記念(ルメール・2着)、前走阪神C(ルメール・2着)と近走はルメール騎手が乗っていたが、ルメールが同日ドバイで騎乗予定のため、主戦への帰還が実現した。

長谷川調教師は「いろいろな状況を加味して、クレアの能力を最大限に発揮できるのは浜中ジョッキーだと思い、依頼しました。僕以上に厩舎スタッフが浜中ジョッキーに乗ってほしいと言っていて、オーナーも理解して下さった。一番苦楽をともにしたジョッキーですしね」と経緯を語った。

「いろいろな状況を加味して、クレアの能力を最大限に発揮できるのは浜中ジョッキーだと思い、依頼しました。一番苦楽をともにしたジョッキーですしね」

── 長谷川浩大調教師(浜中騎手への依頼理由)
浜中俊騎手との「苦楽の記録」

2021年小倉2歳S(G3)から2024年キーンランドCまで、浜中俊騎手とは24戦中16戦でコンビを組んだ。その中には高松宮記念2着(2023・2024年)、スプリンターズS2着(2022年)なども含まれる。騎乗停止処分を受けた2024年スプリンターズSで一時離れ、横山武史→ルメールと続いたが、最後のラストランで「一番苦楽をともにしたジョッキー」が戻ってきた。

📋 全戦績(直近12戦)── スプリント界のレジェンドが歩んだキャリア

日付開催レース名距離人気タイム指数上がり騎手馬体重備考
2022/10/02中山スプリンターズS芝1200 2着2人 1:08.010734.5浜中俊466
2023/01/29中京シルクロードS芝1200 1着2人 1:07.310832.9浜中俊472
2023/03/26中京高松宮記念芝1200不 2着2人 1:11.611235.4浜中俊4661馬身差
2023/08/27札幌キーンランドC芝1200重 1着1人 1:09.911135.2浜中俊468
2023/10/01中山スプリンターズS芝1200 3着3人 1:08.210934.4浜中俊468出遅れ
2024/03/24中京高松宮記念芝1200重 2着2人 1:08.9116★33.2浜中俊470アタマ差
2024/08/25札幌キーンランドC芝1200 5着1人 1:08.310334.2浜中俊476直線不利
2024/09/29中山スプリンターズS芝1200 3着4人 1:07.111732.2横山武史472乗替
2024/12/21京都阪神C芝1400 1着1人 1:20.110933.3C.ルメール480
2025/03/30中京高松宮記念芝1200 2着1人 1:08.011333.3C.ルメール4803/4馬身差
2025/09/28中山スプリンターズS芝1200 3着2人 1:07.210232.7C.ルメール478
2025/12/27阪神阪神C芝1400 2着1人 1:19.011433.2C.ルメール484
2026/03/29中京 高松宮記念(ラストラン) 芝1200 浜中俊騎手 ★引退・繁殖牝馬入り予定

★は指数キャリア最高値(2024年高松宮記念 116)。背景ハイライト行が高松宮記念。

🧬 血統解説 ── ミッキーアイル×Storm Catが生んだ「スプリントの申し子」

血統構成

SIRE(父)
ミッキーアイル
ディープインパクト × スターアイル(母父Storm Cat)
NHKマイルC・マイルCS制覇 / マイル〜スプリント路線で活躍産駒多数 / 軽快なスピードタイプを輩出
DAM(母)
サンクイーンII
Storm Cat × Fountain of Peace
輸入繁殖牝馬 / Storm Cat系のスピードと底力を伝える / 谷川牧場管理
「谷川牧場生産」という誇り ── 非ノーザンF・個人馬主でスプリント界のレジェンドへ

ナムラクレアは北海道浦河町の谷川牧場が生産した馬で、馬主も奈村睦弘氏という個人馬主だ。ノーザンファームや大手クラブが主流を占めるG1戦線で、24戦を通じてスプリント界のトップで戦い続けた。7億3,282万円という獲得賞金は、この体制の「非主流」さを考えれば驚異的な数字だ。同じ谷川牧場の近親馬にはナムラクララ、ナムラアトムがおり、「ナムラ」という冠名の牧場として確かな実績を残している。

⚖ VERDICT ── ナムラクレア総合評価

高松宮記念評価:中京コースは誰よりも知っている「ホーム」── 最後の輝きに期待
高松宮記念に4年連続出走・3年連続2着という実績は、中京芝1200mがこの馬にとって最も力を発揮できるコースであることを証明している。2024年のタイム指数116はキャリア最高値であり、昨年も上がり最速33.3秒で3/4馬身差の2着。「力はある」ことは毎年証明済みだ。最後の挑戦で、長谷川師が語った「前に一頭いる」状況を変えられるか。

注目ポイント:「浜中騎手との再会」が生むもの
「一番苦楽をともにした」と調教師が語る浜中騎手の復帰は、単純な戦力評価を超えた意味を持つ。2024年高松宮記念でのアタマ差惜敗を誰よりも知っているのは浜中騎手自身だ。この馬の気性・癖・末脚の出し方を知り尽くした鞍上が、最後に「最適解」の騎乗を見せるとき──4回目の挑戦がある。

7歳牝馬の「最後の輝き」
「Clair(輝き)」という名を持つこの青鹿毛は、2021年の小倉2歳Sから2026年3月29日まで5年近くスプリント界を照らし続けた。G1タイトルは届かなかったかもしれない。しかし7億3,282万円という獲得賞金と、24戦で一度も大崩れしなかった「安定した強さ」は、この馬の本当の価値だ。

ーRecommendー

ABOUT ME
うまいずむ
うまいずむ
ブロガー/競馬愛好家
競馬にハマり中の30代
コロナ前に有馬記念でキタサンブラックの引退レースを観戦してドはまりしました。
POG情報や競走馬の情報等、有益な情報を発信中!
信州にひっそり生活しています🌸

良い記事と思ったらぜひ応援お願いします!

👇ポチっとお願いします🌟 にほんブログ村 競馬ブログへ
にほんブログ村 競馬ブログ 競馬情報へ
競馬ランキング
記事URLをコピーしました