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重賞4連続2着の「惜敗の記録」と屈腱炎を越えた復活|ドゥラドーレス-金鯱賞でタイトル掴めるか

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馬名
ドゥラドーレス(Douradores)
性別・年齢
牡7歳
毛色
鹿毛
生年月日
2019年2月23日
調教師
宮田敬介(美浦)
馬主
吉田勝己
生産者
ノーザンファーム(安平町)
通算成績
13戦5勝 [5-4-2-2]
主な勝鞍
小倉日経賞(OP)
次走
🔒 金鯱賞(3/15・中京)出走確定
🥈 重賞4連続2着 ── 2025年5月〜2026年1月 掴めない「あと一歩」
エプソムC(G3)
2着
上がり34.1★ 1人気
七夕賞(G3)
2着
上がり35.4 1人気
オールカマー(G2)
2着
妹レガレイラに敗退
アメリカンJC(G2)
2着
上がり34.5
重賞4戦すべて2着 ── 力はある、でも勝てない。そのジレンマが金鯱賞で解消されるか

「ドゥラドーレス」──スペイン語で「黄金色に輝く人々」を意味するその名は、右前脚の屈腱炎という過酷な試練を乗り越え、今まさに輝こうとしている牡馬の物語にふさわしい。半妹には有馬記念馬レガレイラを持つ超良血。菊花賞4着という実績。そして復活後に重賞4連続2着という「惜敗の記録」──。宮田敬介調教師が「大きい舞台を目指して何とかタイトルを取らせてあげたい」と語った7歳牡馬が、金鯱賞で悲願の重賞初制覇を狙う。

🦴 屈腱炎からの復活劇 ── 1年以上の空白を越えて

2023年6月の江の島S(東京・芝2000m)で3勝クラスを突破し、いよいよオープン路線へ。誰もがドゥラドーレスの「本格化」を期待した。しかしその直後、右前脚に屈腱炎を発症。競走馬にとって最も深刻な怪我の一つとして知られるこの故障は、長期休養を余儀なくされた。

2023年6月24日
江の島S(東京・芝2000m)1着 ── 上がり33.1の豪脚で3勝クラス突破
後の重賞馬リフレーミング・チャックネイトを上がり最速で撃破。「次は重賞」という期待が高まった直後に――
2023年秋〜2024年秋(約1年)
右前脚屈腱炎で長期休養
競走馬にとって最大の難関。慎重な治療とリハビリを経て、ノーザンファームしがらきで調整。
11着
2024年10月13日
オクトーバーS(L)東京・芝2000m 11着 ── 復帰戦は出遅れ&厳しい結果
屈腱炎明け初戦は大敗。しかし陣営は慌てず、放牧を挟んで立て直しへ。
2走
2025年2月9日
小倉日経賞(OP)小倉・芝2000m 1着 ── 「復活V」で長いトンネルを抜ける
上がり35.1で勝利。宮田調教師「元々すごく期待していた馬ですし、オープンの舞台で復活できたことを嬉しく思いました」

「屈腱炎での長期休養明けを1度使ってから、放牧を挟んで立て直して臨んだ一戦でした。元々すごく期待していた馬ですし、オープンの舞台で復活できたことを嬉しく思いました」

── 宮田敬介調教師(小倉日経賞後・エプソムC出走前インタビューにて)

🥈 重賞4連続2着 ── 「あと一歩」を繰り返すジレンマ

小倉日経賞復活Vからの連勝を期待されたエプソムC以降、ドゥラドーレスは重賞4戦連続で2着に終わるという異例の記録を作り続けている。毎回確かな末脚を見せ、毎回僅差で届かない──この「惜敗の記録」の中に、この馬の真の実力が潜んでいる。

2着 G3 エプソムC(東京・芝1800m)── 出遅れ→最速上がり→1馬身3/4差届かず

1番人気(単勝3.7倍)に推されルメール騎手とのコンビで臨んだ初の重賞出走。スタートで若干つまずき後方からのレースになったが、直線で馬群を割ってメンバー最速の上がり34.1秒を繰り出した。しかしセイウンハーデスがコースレコードで逃げ切り1馬身3/4届かず。

「スタートが遅く後ろからになったが、こういう馬場でもずっといい感じで、直線もだんだん加速してくれました。良い脚を使ってくれましたが、レコードタイムでしたし、勝った馬が強かったです」

── C.ルメール騎手(エプソムC後)

「チャンスがあるなと思っていたので、勝てなかったのは残念でした。届かなかったのは残念ですが、今後につながる内容だったと思います」

── 宮田敬介調教師(エプソムC後)
2着 G3 七夕賞(福島・芝2000m)── 1番人気で再び届かず、コスモフリーゲンに敗れる

エプソムCから中1ヶ月での七夕賞は、再び1番人気(単勝3.0倍)に支持された。今度は戸崎圭太騎手とのコンビ。7-7-5-4という追走から上がり35.4秒で伸びたが、コスモフリーゲンに及ばず2着。重賞2連続2着という記録が続いた。

2着 G2 兄妹対決 産経オールカマー(中山・芝2200m)── 妹レガレイラに1馬身半差

2番人気に推され、半妹レガレイラとの「兄妹対決」が注目を集めた。中盤のペースダウンをとらえて4コーナーで3番手まで押し上げ、直線でも懸命に脚を伸ばした。しかし「外から妹の姿が…」。決め手の差は歴然で1馬身半差をつけられての2着。

「スタートは良かったです。勝った馬がレガレイラでしたから」

── C.ルメール騎手(オールカマー後)
2着 G2 アメリカンジョッキーC(中山・芝2200m)── 1番人気で上がり34.5も届かず4連続2着

2026年初戦のアメリカンジョッキーCは1番人気(単勝3.0倍)。ルメール騎手とのG2初挑戦だったが、12-12-9-8という後方からのレースで上がり34.5秒を使うも、ショウヘイに届かず4連続2着。重賞4連続2着という「惜敗の記録」が確定した。しかしタイム指数102という数字は、G2でも十分通用する水準を示している。

📋 全戦績 ── 13戦のキャリアを読む

日付競馬場レース名距離着順人気タイム上がり3F騎手馬体重備考
2021/11/07東京2歳新馬芝1800m良 3着1人気 1:49.933.4丸山元気480kg⚠出遅れ
2022/01/30東京セントポーリア賞(1勝C)芝1800m曇 1着1人気 1:45.735.0戸崎圭太492kg(+12)⚠出遅れ
2022/03/26阪神毎日杯(G3)芝1800m小雨 4着1人気 1:47.735.2戸崎圭太492kg(0)⚠出遅れ
2022/06/05東京ホンコンJCT(2勝C)芝2000m良 3着3人気 2:01.533.0福永祐一498kg(+6)⚠出遅れ
2022/08/14札幌藻岩山特別(2勝C)芝2000m稍 1着1人気 2:02.435.1横山武史494kg(-4)8-8-7-7
2022/10/23阪神菊花賞(G1)芝3000m晴 4着3人気 3:04.337.2横山武史490kg(-4)12-12-10-9 ⚠出遅れ
2023/06/24東京江の島S(3勝C)芝2000m良 1着1人気 2:00.133.1丸山元気502kg(+12)8-7-9-11
2024/10/13東京オクトーバーS(L)芝2000m良 11着2人気 1:59.835.9丸山元気502kg(0)⚠出遅れ ★屈腱炎明け
2025/02/09小倉小倉日経賞(OP)芝2000m稍 1着2人気 2:01.535.1杉原誠人502kg(0)6-6-6-5
2025/05/10東京エプソムC(G3)芝1800m稍 2着1人気 1:44.234.1★C.ルメール502kg(0)⚠出遅れ 16-15-14
2025/07/13福島七夕賞(G3)芝2000m良 2着1人気 2:00.535.4戸崎圭太500kg(-2)7-7-5-4
2025/09/21中山産経オールカマー(G2)芝2200m曇 2着2人気 2:10.434.4C.ルメール498kg(-2)9-9-9-3-3
2026/01/25中山アメリカンジョッキーC(G2)芝2200m良 2着1人気 2:11.134.5C.ルメール504kg(+6)12-12-9-8

※ 緑背景行が重賞4連続2着の記録。★は当該レースでの上がり最速

🧬 血統解説 ── ドゥラメンテ×ハービンジャーが生んだ「中距離の大器」

血統構成

SIRE(父)
ドゥラメンテ
キングカメハメハ × アドマイヤグルーヴ(母父サンデーサイレンス)
皐月賞・ダービー2冠 / 産駒G1馬多数(タイトルホルダー・スターズオンアース等)/ 2021年急逝後も血統は続く
DAM(母)
ロカ
ハービンジャー × ランズエッジ(母父Danehill)
未出走繁殖牝馬 / 半妹にレガレイラ(ホープフルS・有馬記念 G1・2勝)・ロックオブエイジズ
HALF-SISTER(半妹)
レガレイラ
父キタサンブラック × 母ロカ
ホープフルS(G1)・有馬記念(G1)制覇 / オールカマー(G2)でドゥラドーレスを1馬身半差で破る
PEDIGREE POINT
中距離型スタミナ血統
ドゥラメンテ×ハービンジャーはスタミナと底力の組み合わせ。芝2000〜2200mに適性が高く、パワーを要する馬場でも崩れにくい特徴がある。東京コースでの上がり最速記録が示す高い瞬発力も父ドゥラメンテの血だ。
菊花賞4着という「隠れた実績」

2022年の菊花賞。アスクビクターモアが制したあの一戦で、ドゥラドーレスは3番人気に推されて12-12-10-9という後方追走からの4着でフィニッシュしている。出遅れがなければ──という惜しさが残るレースだったが、そのメンバーの中で4着に入れたことは、この馬の素質の高さを示す「隠れた実績」だ。タイム指数104は、現在の重賞路線でも通用する水準を示している。

🏟 金鯱賞での初制覇挑戦 ── 中距離2000mでついに「2着」を脱却できるか

✅ 初制覇への強み
①芝2000mで4勝・[4-1-0-1]という圧倒的な距離適性。②重賞4連続2着が示す「G2で通用する実力」は確か。③東京コース5戦3勝の得意舞台ではないが、中京2000mもパワーを要する舞台で合う可能性。④ルメール騎手との継続コンビが成熟。
⚠ 課題と懸念点
①出遅れ癖が全キャリアを通じてほぼ毎回見られる。②中京2000mは初めての舞台(東京・小倉・福島・中山・阪神のみ)。③重賞4連続2着という「惜敗パターン」をどこで打破するか。④7歳という年齢で上昇余地がどれだけ残っているか。

「今後は大きい舞台を目指して何とかタイトルを取らせてあげたいですね」

── 宮田敬介調教師(エプソムC後・次走について)
⚖ VERDICT ── ドゥラドーレス総合評価

金鯱賞評価:◯ 力は十分・出遅れさえなければ重賞初Vの器
重賞4連続2着という数字は、この馬が「G2〜G3を勝てる実力を持ちながら、毎回何かが足りない」ことを示している。その「何か」は多くの場合スタートだ。出遅れなく中団から競馬ができれば、上がり最速の末脚は本物であり、初の重賞制覇は十分に狙える。

最大の注目点:「出遅れ癖の克服」
デビュー戦から続く出遅れ癖。これが解消されたとき、ドゥラドーレスの「重賞4連続2着」という記録は一気に更新される可能性がある。宮田調教師が「今後につながる内容」と繰り返す言葉は、その確信の表れだ。

7歳での挑戦:屈腱炎という試練を越えた馬の「遅咲きの一勝」を待つ
右前脚の屈腱炎という最も過酷な試練を乗り越え、重賞4連続2着という記録を作った7歳牡馬。半妹レガレイラのG1制覇という「血統の証明」は出ている。あとはドゥラドーレス自身が重賞タイトルを掴む番だ。

屈腱炎を乗り越え、妹レガレイラの影を見ながら、それでも重賞4連続2着という底力を示し続けたドゥラドーレス。「黄金色に輝く人々」という名の意味を、7歳になった今、金鯱賞で初めて証明するとき──宮田敬介調教師が「何とかタイトルを取らせてあげたい」という言葉の重みが、この一戦に集約されている。

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ブロガー/競馬愛好家/競馬予想家
競馬にハマり中|有益な情報を発信中
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