【2026年 チューリップ賞】予想と分析 攻略
🏇 ① コース特性とペース傾向の再整理
チューリップ賞は桜花賞(4月12日)と全く同一条件の阪神外回り芝1,600mで施行される。最後の直線距離は約473mと国内主要マイルコースの中でも屈指の長さを誇る。スタート後すぐに緩やかな下り坂を経て向正面に入るレイアウト上、先行馬が自然とペースを落としやすい地形になっており、スローペースが発生しやすいのが大きな特徴だ。
過去データによると、3コーナー手前でペースが緩みラストの末脚比べになるのが典型パターン。上がり3ハロン最速馬は【5.5.0.7】と連対率6割を超え、末脚の質が直結しやすい舞台だ。ただし開幕週に近い馬場や多頭数でラップが締まる展開では、先団勢が粘り込む「前残り」も十分発生する。メンバー構成・枠番の並びから展開を読む作業が合否を大きく分ける。
外回り473m直線。下り→平坦のレイアウト。スロー頻発だがラスト3Fは急加速が問われる。
上がり最速馬【5.5.0.7】。末脚の「持続力」が一番問われるコース。瞬発力だけでは足りない。
2026年は開催4週目。馬場の内側が傷みやすい時期で、外差し台頭の可能性もある。
芝1,600m組が過去12年で12勝と圧倒的。阪神JF組特に強く、条件クラスからも台頭可能。
🔢 ② 枠順バイアスの実態と「8枠問題」
過去20年の枠順別データを分析すると、いわゆる「死に枠」は存在せず、どの枠もまんべんなく馬券に絡んでいる。しかし例外があるのが大外8枠だ。
内訳を人気別に分けると大きな差が浮かぶ。4番人気以内の実力馬なら問題なしだが、5番人気以下の伏兵は大外8枠に入ると大敗続きのデータが出ている。「8枠に入った人気薄は消し、人気馬は問題なし」というのが正確な解釈だ。
また、10〜14番の中〜外枠が過去に多くの勝利を挙げているデータも見逃せない。内枠有利の思い込みは捨て、レースの流れと脚質の適性で枠を評価し直す視点が上級者には必須だ。
大外8枠 → 人気馬は〇、伏兵は消し。10〜14番の中外枠は脚質次第で積極的に狙える。最内1〜2番は多頭数でのロスは少ないが、3歳牝馬は揉まれるリスクを嫌がる個体も多い。騎手の腕と馬の気性で評価を変えること。
🧬 ③ 血統考察:阪神外回りマイルに刺さる種牡馬系統
過去10年の勝ち馬の父系を俯瞰すると、ディープインパクト系・オルフェーブル系・ハーツクライ系といった「サンデーサイレンス直系」が主流を占める。これはコース特性上、瞬発力よりも末脚の持続力に優れたタイプが問われるためで、サンデー系の「加速してからの伸びの質」が直線473mの舞台に合う。
一方で近年目立つのが母の父ハーツクライ。2026年の主要出走馬の血統を見てもこの傾向は色濃く、ハーツクライ経由の底力がスタミナに寄った持続力戦で生きやすい。2024年優勝スウィープフィートの父ルーラーシップ、2025年優勝クリノメイの父オルフェーブルなども含め、「長い直線を伸び続けられる持続力」こそがこのコースの共通キーワードだ。
今年の出走馬ではアランカール(父エピファネイア+母父ディープ:サンデー4×3クロス)、コニーアイランド(父ドゥラメンテ:リバティアイランドの半妹)、タイセイボーグ(父インディチャンプ:マイル特化×欧州母系)が血統的に舞台適性上位と言える。
🐎 ④ 有力馬ピックアップ&個別分析
| 馬名・血統 | 近走実績 | 評価ポイント | 評価 |
|---|---|---|---|
| アランカール注目 父:エピファネイア|母父:ディープインパクト | 野路菊S1着→阪神JF5着(1番人気) | 阪神JFは外を大きく回るロスが主因の5着。武豊騎手との新コンビ。SS4×3クロスが持続力戦に合致。枠次第で評価が大きく変動する。 | ◎候補 |
| タイセイボーグ安定 父:インディチャンプ|欧州G1血統 | 新潟2歳S2着→アルテミスS3着→阪神JF3着 | GⅠ・重賞で崩れない安定感。スタートに課題あり。互角の発馬が切れれば父インディチャンプの距離適性×欧州底力で勝ち負け十分。 | ○候補 |
| コニーアイランド良血 父:ドゥラメンテ|半姉:リバティアイランド | 新馬(中京芝1600m)差し切り→白菊賞4着(約4ヶ月ぶり) | 三冠牝馬の半妹。直線の長い外回りコースは歓迎。叩き2走目で本格化の可能性あり。JRA公式も「外回りコースへの替わりは歓迎」と言及。 | ▲〜穴 |
| ソルパッサーレ 父:キズナ|半姉:セキトバイースト(2024年チューリップ賞2着) | 1勝クラス(京都芝1600m)連勝 | 半姉セキトバイーストが2024年チューリップ賞2着。同血統・同舞台で実績がある家系。先行力タイプ。ストームキャット3×4クロス。 | ▲〜連下 |
| エレガンスアスク新種牡馬 父:ポエティックフレア(愛2000ギニー馬) | 新馬(京都芝1600m)3馬身差圧勝。加速ラップ11.3→11.2 | キャリア1戦ながらレースセンス非凡。父の産駒リアライズシリウスが共同通信杯制覇。直線の長い外回り向きのタイプ。 | 穴候補 |
| ホワイトオーキッド 父:キズナ | 新馬(阪神芝1600m)1着→朝日杯FS7着(牡馬相手) | 牡馬混合の朝日杯を経験してのここ。牝馬同士に戻れば上位進出の可能性。外差し脚質は外回り向き。 | △ |
📊 ⑤ 近年の結果:波乱傾向を数字で確認
| 年度 | 1着 | 2着 | 3着 | 傾向 |
|---|---|---|---|---|
| 2025 | クリノメイ(9人気) | ウォーターガーベラ(7人気) | ビップデイジー(1人気) | 大荒れ |
| 2024 | スウィープフィート(5人気) | セキトバイースト(8人気) | ハワイアンティアレ | 波乱 |
| 2023 | モズメイメイ(7人気) | コナコースト | ペリファーニア | 大波乱 |
| 2022 | ナミュール(1人気) | ピンハイ | サークルオブライフ | 比較的順当 |
2023〜2025年と3年連続で大波乱が発生。共通するのは「外から気持ちよく走れた中〜外枠の差し馬が直線で伸びきった」パターン。人気馬が内に閉じ込められるか、スタートで躓いたケースに多い。2026年は開催4週目と馬場の傷みも予想され、外差し台頭のシナリオは十分ありえる。
🎯 総合評価と馬券戦略
現時点での中心評価はアランカール。阪神JFは外を大きく回るロスが主因の5着で、能力は依然トップクラス。武豊騎手がロスなく内を立ち回れる枠に入れれば、前走の雪辱を晴らす走りが期待できる。血統のサンデーサイレンス4×3クロスが持続力戦にも合致しており、コース適性も申し分ない。
対抗筆頭はタイセイボーグ。GⅠ・重賞で崩れない安定感は本物で、スタート課題さえ解消すれば父インディチャンプ譲りのマイル適性で勝ち負けに加われる。馬券の「ヒモ軸」として最も信頼度が高い1頭だ。
コニーアイランドは叩き2走目の変わり身が最大の鍵。直線で末脚を爆発させる条件が整えば一発もある。波乱を演出した過去3年のパターンと合致する「差し馬×外枠×開催後半馬場」の条件を満たす場合は対抗級に引き上げたい。
馬券の組み方としては、アランカール軸の3連複流し(タイセイボーグ・コニーアイランド・エレガンスアスク・ソルパッサーレ)を基軸に、波乱警戒で少額の裏目も仕込んでおくのが堅実。枠順確定後に枠番バイアスで各馬の評価を最終修正することを忘れずに!
※本記事の情報は2026年2月25日時点の出走予定馬・想定騎手・データに基づいています。枠順確定後に情報が変わる場合があります。競馬はエンターテインメントです。馬券の購入は自己責任・余裕資金の範囲内でお楽しみください。
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